金利と株価の関係【初心者向け】

みなさん、こんばんは。

全世界共通で金利の上げ下げが株価に関わってくるというのはなんとなく認識していると思います。

それは一体なぜなのか、簡単に説明します。

景気が良いときは企業は設備投資、雇用にお金をかけます。
民間では消費が拡大し、銀行は預金が集まりますから貸出を増やします。
銀行から世の中に出回るお金が増えます。
このときに上昇するのがマネーサプライです。

逆に景気が悪いときは、設備投資を減らし、銀行は貸出を減らします。
銀行から世の中へ出回るお金が少なくなります。
その結果マネーサプライは下降します。

マネーサプライは銀行が世の中に貸し出す総量のことです。

日本で言えば日本銀行が金利を調整してマネーサプライが上昇したり下降したりするように調整しています。

不況だなというときであれば金利を下げて企業が設備投資をしやすく、民間の消費が拡大し、マネーサプライが上昇するようにします。
好況だなというときであれば金利を上げてマネーサプライがにぶるように調整しています。

金利が下がっていれば消費されるお金が増えるので株価は上がり、金利が上がれば消費されるお金が減るので株価は下がります。
金利が～～というニュースなどで株価が変動する理由はこういうところにあります。
というわけで投資初心者はこの金利と株価の関係を頭にいれておきましょう。

話は少し変わりますが、既存の通貨は調整する手段があるので通貨危機がおきたときに銀行を救済したり、貧困対策をしたりすることができるわけです。
しかし、ビットコインなどの暗号資産ではこれができません。
なので暗号資産は既存の通貨に成り代わることができません。

（完全に投資項目の一つになっちゃってるよね）